5/23(火)京都洛南倫理法人会 第644回 経営者モーニングセミナーが開催されました。
今日の講話は、株式会社あるじの代表取締役 遠藤亘さん。
テーマは、『起きてくるもの』
印象的だったのは遠藤さんが、創業当時チラシを配っていた際のエピソードです。
真冬の寒い朝、遠藤さんがとある女性にチラシを渡そうとした際、その女性は丁寧に手袋を取り、丁寧にお辞儀をしてチラシを受け取り、丁寧にカバンにチラシをしまって、そしてまた丁寧にお辞儀をして去っていったそうです。
その出来事がきっかけで遠藤さんの仕事に対する想いが変わり、不思議と色んな所から仕事が舞い込むようになったそうです(ちなみに配っていたチラシからは1件も仕事の依頼が無かったそうで….)
自分が変われば相手が変わる、自分が変われば世界が変わる。
よく言われる事ではありますが、実体験として語られる言葉にはやはり重みがありましたね。
また「鈍刀を磨く」という坂村真民さんの詩集の一節もとっても心に残りました。
鈍刀をいくら磨いても無駄なことだというが
何もそんなことばに耳を貸す必要は無い
せっせと磨くのだ
刀は光らないかもしれないが
磨く本人が変わってくる
つまり刀がすまぬすまぬと言いながら
磨く本人を光るものにしてくれるのだ
そこがそこが甚深微妙の世界だ
だからせっせと磨くのだ
今回のモーニングセミナーでも多くの学びがありましたし、仕事に対する心構えをより良いものにしていきたい、そんな気持ちになったモーニングセミナーでした。
私たち京都洛南倫理法人会ではこのような経営者の学びを毎週火曜日朝6時30分より、京都駅前のグランヴィア京都ホテルにて開催しています。
事業をもっと大きくしたい。経営者としてのステージを変えたい。そんな熱い想いを持ったあなたの参加を心からお待ちしております。
(京都洛南倫理法人会 宮本達裕)